多言語に対応した取説を作りたい。翻訳する前に確認しておきたいポイント

多言語に対応した取説を作りたい。翻訳する前に確認しておきたいポイント

2017.12.24

取扱説明書を多言語に翻訳したいと考えている方へ、翻訳の依頼をする前に確認しておきたいポイントをご紹介します。

それは”誰のため”の取説でしょうか

取扱説明書を翻訳する場合、対象となる読者を考慮することは必須です。
例えばユーザー・マニュアルの場合、対象年齢はいくつでしょうか。子供向けなのか大人向けなのか、商品により想定使用者は千差万別です。原本を想定使用者に適した表現で作成し、尚且つ翻訳にも反映させることで、あらゆる国の使用者の誤使用を未然に防ぎます。
もしもユーザーが取説を理解しないままに製品の使用を開始し誤作動を起こした場合、正しい使用方法を伝えることが出来なかったメーカーに責任の所在が置かれる場合もあります。
取説の目的は「使用する人へ、使用して欲しい人へ、正しい情報をきちんと届けること」ですから、誰のための取説かを今一度精査することは大変重要です。
その上で対象者に合わせた文章や表現を書くことが求められますので、軸がぶれないよう一度見直しておくべきポイントとなります。

翻訳する範囲を決めておきましょう

取扱説明書の翻訳の範囲は文章だけでしょうか。
取説翻訳.comではDTPを含めた一連の作業を担うプランをご用意しています。文章の翻訳のみを翻訳依頼する場合と、翻訳からレイアウト、印刷まで一貫して依頼する場合では見積もり金額とリードタイムが大きく異なります。
また、イメージ図の中に説明文言が入る場合、図中の文言はどうするのかなど…細かいと思われるかもしれませんが、最低限の作業範囲や対処方法を決めておくことで余計な作業を減らし、翻訳会社とのやりとりをスムーズに進められます。
図中の説明文言を翻訳する場合、図中に「1」「2」といった番号を振って番号に該当する翻訳を図外へ記載するなど、お見積時あるいは作業開始前に相談させて頂きますので、この相談の後に決めていただくのも良いでしょう。

取説翻訳は正確性を重視

取扱説明書を多言語に翻訳する場合、複数の言語で意味が同じになるような訳文が必要になります。
取説を翻訳することで言語を超えて多くの人に商品を使用していただけるということは、商品がより多くの不特定多数の方々の手に渡り、その人々の目に触れることを意味します。
手にしてくださった方々一人一人を細かく確認することは大変難しいです。商品を手にした方々は取説を頼りに商品を始動させるでしょう。そのため、翻訳に誤りがあったり翻訳が適切な位置に入っていなかったりすると、誤作動の誘発に繋がり、大事故をまねく恐れもあります。
全ての方々が安全安心に商品を使用するため、取説は正確に書かれてなければいけません。
「一般的にはAの方法を取るのが常識だが、うちではBという方法でやっている。」といった、独自のルールや表現・表記方法がある場合は、お見積のご相談時までに先にお知らせください。また、用語の適切な使用と統一を図るため、用語集など資料の類がある場合も、まとめてご開示頂いておくとご安心いただけます。使用するユーザーに理解してもらえる取説を創り上げるということを第一に考えましょう。
(情報をご開示頂く前にはNDA(秘密保持契約)を取り交わさせて頂きます。従業員に対する秘密保持に関する教育指導は定期的に実施し徹底しております。)

取説翻訳.comを選択して頂く、その他の理由

取説の種類に合わせた、最善の納期スケジュールを設定致します。
テキスト量や作業範囲、納品形式にもよりますが、午前中に原稿を渡して、夕方に納品など、最短で当日納品に対応しています。
ページ数が膨大な場合は、事前にお問い合わせいただいて大体のスケジュール感を掴んでおいて頂きたいです。スケジュールの予約も可能です。
出荷スケジュールに間に合わせます。

上述したように、取説の目的は「使用して欲しい人へ、正しい情報をきちんと届けること」です。納期はもちろん大切ですが、それ以上に翻訳会社の“質”を見抜くことも重要なことです。
対応言語の数や短期スケジュールでの納品もさることながら、問い合わせをした際の返答の早さや正確性、こちらの要望へ親身に答えてくれるかなども、翻訳会社を選ぶ判断材料として意識しておきましょう。